フランチャイズとは
フランチャイズとは他企業の看板や流通を借りてサービスや販売を行うことです。 例えば、貴方が脱サラをしラーメン屋で独立をするとします 最初は麺を仕入れ、スープを一から作り、そして集客と。 幅広くこなさなくてなりません。
全く無名で個人で麺を大量に仕入れるのは難しいですよね。費用も沢山かかってしまいます。しかも、集客もブランド力がないと難しいですよね。
そのような場合、他のラーメン店など他社の看板や仕入れ先や借りれたら大変助かります。それがフランチャイズです。フランチャイズを募集している企業の大半がブランド名や仕入れ先を貸したりする以外に売り上げサポートも行っています。
フランチャイズの本部はフランチャイズの加盟店に運営ノウハウなどを伝授し売り上げを増やしてもらい、加盟店は本部に売り上げの何パーセントとロイヤリティを払うことによってフランチャイズ契約は成り立つます。
これからフランチャイズの歴史から仕組みまでを沢山お伝えしたいと思います。
フランチャイズの始まり
フランチャイズという仕組みは1850年代にアメリカだと言われています。 台頭にたったのがシンガー・ソーイング・ミシンという会社です。 シンガー・ソーイング・ミシンは販売権を特定の地域に渡し売り上げに対しの手数料を徴収しました。どちらかというと代理店制度に近い気もしますよね。
その後1970年にはケンタッキーやミスタードーナツやマクドナルドが参入し特にその中でケンタッキーが仕入れ先、ロイヤリティなど加盟店手数料などを徴収し、現在と同じ方法のフランチャイズのビジネスを築きました。
現在はアメリカのフランチャイズ市場は日本の約5倍もあり、アメリカはフランチャイズ超大国でもあります。
フランチャイズの業種
フランチャイズと聞くと真っ先に思いつくのはどんな業種でしょうか? 恐らく大半がコンビニを思いつくかと思います。セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどがそれらにあたります。
実はフランチャイズのビジネスモデルと取り入れている業種は他にも沢山あります。 マクドナルドもそうですしお弁当屋さんのほっともっともフランチャイズです。
居酒屋もガソリンスタンドも学習塾も貴金属の買取も道端で見かける殆どのお店がフランチャイズだと言っても過言ではありません。
なぜこんなにフランチャイズが増えているのか?
冒頭でもお伝えしたとおり、近年脱サラが増えて自営で行ってみたい方が増えていたり、この変化の激しい時代に1つの会社が1つの事業だけでなく、資金に余裕があれば、次の事業を行ってみる会社増えていたり、中には私の知り合いでネットなどで自宅でラーメンを趣味で作り、本格的に楽しくなったのでラーメンで起業しようとフランチャイズのオーナになった知人もいます。
このように人の働き方が変わったり、情報化の社会でこの業種は儲かるんじゃないか? そしたらやってみようとオーナが増えてきたことがフランチャイズビジネスが伸びている要因だと思います。
フランチャイズの仕組み
フランチャイズの仕組みは簡単に言ってしまえば。 本部が看板や仕入れ先を教える代わりにロイヤリティーを加盟店に毎月納めてねってことです。
ロイヤリティーには大きく分けて3つの方式があります。
- (1)売上に応じての歩合:売り上げが上がれば上がるある一定の料率を納める方式です
- (2)粗利を分配:売上から原価を引いた利益から収めます。
- (3)定額式:毎月決まったお金を加盟店が本部に収めます。
この中でフランチャイズ仕組みを採用している企業は売上歩合が殆どです。 単純に売上からロイヤリティを計算した方が分かり易いですしね。
フランチャイズのメリット
このようにロイヤリティ納めてまでのフランチャイズ契約を結ぶ加盟店のメリットは どの点でしょうか?また、本部のメリットも併せてご説明します。
加盟店のメリット
加盟店や本部のメリットは加盟店の場合はブランドや運用のノウハウが分かるということでないでしょうか。 特にブランド力はお客の呼び込みで一番大事ですし、今ではネットでブランド名を検索する客さんもいます。 次に運用のノウハウの伝授は大変ありがたいですよね。起業したては人脈もなく仕入れルートもなく、どの様にお店を運営していったら良いかもわからない状態です。 サポート体制がしっかりしているフランチャイズ本部でしたら分からない時に電話で聞けますし、安心です。
本部のメリット
フランチャイズ事業を展開している本部のメリットは もちろん毎月のロイアリティも大事ですが、ブランド名を広げられ 加盟店が増えれば増えるほど仕入れ先から一度に発注できますので 費用も抑えることができます。
このように加盟店も本部もお互いメリットがありつつ事業規模を拡大できますので フランチャイズの仕組は素晴らしいですよね。
逆にデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
フランチャイズのデメリット
加盟店のデメリット
加盟店のデメリットは経営の柔軟性がないことが一番のデメリットです。 コンビニでは本部の指示のもと仕入れ先や商品を行いといけません。 例えオーナが独自でもっと安く歯ブラシを仕入れるところ見つけたり、お店の近場に 八百屋がないから野菜を売りたいと思っても、本部に指示を仰がないといけません。 このように経営者だけれども自由に経営ができないという現実があります。
本部のデメリット
本部のデメリットはやはり不正や管理する手間ではないでしょうか。 特に不正が事件として報道されたり、表ざたになるとブランド名が傷つき 他のお店にも被害が及び、全体的な売り上げが下がりますよね。